2016年3月14日 シネマ哲学カフェ(報告)

3月14日(月)夜、3.11映画祭のプログラムの一つに参加し、”シネマ哲学カフェ”を開催しました。
今回のシネマ哲学カフェは、震災後復興、陸前高田で撮影された、映画「波のした、土の上」( 制作:小森はるか・瀬尾夏美)を見た後、てつがくカフェを行うというもの。

平日18時半からにも関わらず、多くの方(約70名)の方が映画作品を鑑賞しました。その後、上映後19時40分頃から約2時間にわたり、映画の感想を交えながら、気になったキーワードをてがかりに、「てつがくカフェ」が行われました。

今回のカフェでは、「違い」「あわい」「境界」というキーワードを中心に、その定義づけを映画の事例を踏まえながら、参加者の皆さんと確認しました。時間の都合上、その定義づけをもとにした「問い」の設定および「問いの答え」については、踏み込むことはできませんでした。
ただし復興工事の進む陸前高田の映画と、そこに住む人たちの語りを通じて、震災および復興について、いつもとは別の切り口で踏み込むことができ、「てつがくカフェ@せんだい×とうきょう」の活動にも刺激が与えられました。

参加した皆様と、今後も対話できる機会を楽しみにしております。