2015年2月14日 てつがくカフェ第6回「震災から―いま何を目指すのか」(報告)

2月14日は、「てつがくカフェ@せんだい×とうきょう」創立から1周年の記念すべき、
カフェでした。

テーマは「震災からーいま何をめざすのか」。
震災から4周年経とうとしているタイミングで、震災と向かうならば、突きつけられている問題、かつこれからの私たちの活動の進め方にも係ってくるテーマでもありました。


まず、テーマについての自由な感想・意見を求めたところ、
「目指さないといけないのか」
「目指すとしたら何のために?」
「目指すというのは何年先のことをいうのか」
「目指すことの規模はどれくらいなのか」

など、「目指す」行為の多くの前提条件が疑問として挙げられました。「目指す」行為自体への肯定的意見も出ましたが、
てつがくカフェとしての議論を深めるための問いを、いくつか挙げた上で、以下のように絞ることにしました。

「目指すべきものがあるのなら、それは何か。
それはどのような性格/性質を備えたものなのか」

この問いの答えとして

「自分で決める」
「共感は必要かを吟味する」
「現状とは違う場にあるもの」
「魅惑的[辛い状況を忘れさせてくれるもの]ではあってはならない」

というような意見が出ましたが、
"共感""共鳴"というキーワードが、「目指す」ことと関連していることは感じつつも、
その際に「客観的になること」「強制されないこと」などの条件を挙げることも提案されました。

「震災からーいま何をめざすか」については、大切で大きなテーマであるゆえに、あらめて、前提を慎重に吟味することの必要性を感じたてつがくカフェでした。